目の前の仕事をやりきることで作るプラスの連鎖
よく若手からも、もっと〇〇がやりたいなどの話をもらうことがあります。
気持ちは非常に理解はできますが、どうしても浮足立っているように感じてしまうことが多々あります。
やりたいことを発信し続けることは良いことですし、やりがいも感じて仕事をしてもらうことも大切ですが、足元が伴ってない場合が非常に多いです。
当然会社としては何かチャンスがある場合に、成功確率をあげるために成果を出している人を中心にアサインしていきます。
足元の業務が遂行できていない人は、少なからず選択肢から外されます。
一方、足元でしっかりやれて信頼を勝ち得ている人は、そういった会社からの依頼がもらいやすくなります。
そのため、足元の仕事をしっかりと遂行できていると、自然とチャンス時にアサインされることが多くなります。
逆にうまくいっていない仕事のてこ入れなどでのアサインも同様です。
何か問題があってうまくいっていない仕事も、同様に足元しっかり遂行している人がたて直しでアサインされます。
うまくいっていない仕事こそ、たて直しが成功すればまわりからの信頼アップにつながります。
つまり、チャンスもうまくいっていない仕事どちらでも、とにかく次のチャンスが与えられるのは「現状の仕事」をやりきっている人になります。
しっかり足元で実績をつくり、まわりからの信頼を勝ち得ることにより、何かあれば名前があがるようになってきます。
そうすることで、自ら仕込みをしていなくてもチャンスが訪れるサイクルができてきます。
やりたいことや不満も当然あるとは思いますが、まずはしっかり足元を固めて周りからの信頼を勝ち取ることを意識しましょう。
そうすることで、自然と成果につながりやすいサイクルが訪れると思います。
どうやってプラスのサイクルをつくるかも、狙って自ら作り上げましょう。
重宝される人には重宝される理由が必ずあります。
上記以外でも、なぜ重宝されているのか、どうやってプラスのサイクルができているのかを、「あいつはできるやつだから」「成果あげたから」で終わらせず、しっかり分析して自分のサイクルの参考にしていきましょう。
自分ならどんな面でメリットを提供できるのかを考え、足元で何をしていくと次のチャンスがもらえるのかをトライし続けましょう。
どこかでプラスのサイクルを作りだせると、社内でも重宝されてより成果が出やすい環境セットが自然とされるようになるはずです。
サイクルができると当然難易度も高い内容が求められてきますが、必死に向き合うことで学びがあり成長につながるといった、良い循環が生まれるはずです。
やりたいことを実現するためには、まわりからの後押しも必ず必要です。
まわりからもプッシュしてもらえるようにするためには、まずは「足元」のことをしっかりやりきることが重要です。
次回は「日々の振り返りと自己成績表」について書きます。